混抄紙とは?環境配慮型の新しい紙素材

近年、さまざまな企業で導入が進み注目を集めているのが「混抄紙(こんしょうし)」です。
本記事では混抄紙の特徴や種類、使用するメリット、具体的な活用事例をご紹介します。

 

混抄紙とは?

混抄紙とは、紙の主原料である木材パルプに異なる素材を混ぜ合わせて抄いた紙のことを指します。
ここでいう「異なる素材」とは、一般的には産業廃棄物として扱われるものが多く、例えば次のようなものがあります。

・お米のもみ殻
・そば殻
・卵の殻
・布の切れ端
・ワインのオリ
・コーヒー豆やお茶の葉の粕
・バナナの茎

これらは通常「ごみ」として処分され、焼却時にはCO₂排出など環境負荷の原因となっていました。
しかし混抄紙は、廃棄物を**「資源」として再利用する発想**から生まれたサステナブルな紙なのです。

代表的な混抄紙の種類・銘柄

『Remsスタンダード-FS』
 お米のもみ殻を再利用し、紙の原料の一部として混ぜ込んだファインペーパー。
 原材料由来の自然な風合いが魅力です。

『サーキュラーコットンペーパー』 
 ベッドリネンなどの布製品を回収し、そのコットン繊維を配合した紙。
 産業のなかで廃棄されてしまう素材を紙の原料として活用しています。
 回収コットン配合によるやわらかな手触りとナチュラルな色味が特徴です。

『グムンドバイオサイクル-FS』
 自然素材や古紙を活かしたファインペーパー。
 一年草である牧草を配合したクロロフィル、麻を配合したカナビス、古紙を原料としたサイクルの3種類。
 原料由来の自然な色合いも魅力です。パッケージ、DM、カード類などにおすすめです。

まとめ

混抄紙は、廃棄物を資源として再利用することで環境問題の解決に貢献できる画期的な紙です。
環境意識の高まりとともに、混抄紙は今後さらに注目され、用途も広がっていくでしょう。

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