厚紙、ボール紙、板紙、台紙、ダンボール
厚みのあるしっかりした紙をさす言葉はいろいろありますが違いはあるのでしょうか?
厚紙=単純に厚みがある紙という意味です。
ボール紙=英語の「board」に「紙」をくっつけた言葉です。ボード紙・ボールド紙・ボール紙などと言っていて、ボール紙が定着したようです。
板紙=板状の紙の意味ですね。紙を扱うプロは「板紙」という言葉を使います。通常は坪量120〜130g/㎡以上の多層構造の紙のこと指します。
台紙=紙の用途から呼ぶ名称です。写真台紙やアクセサリー台紙など主となる品物を保護したり修飾する用途の紙のことです。厚みは様々です。
馬糞紙=黄ボール紙のことです。もともとは麦藁や稲藁を原料にした厚紙でした。見た目や質感が馬糞がつぶれた様子に似ていることから、昔は馬糞紙と呼ばれました。
ダンボール=平らな表面の紙と、階段状に成形した中芯紙を貼り合わせた中空構造の紙のこと。階段状の中芯を「段」と呼び、「段」のある「ボール」(board)という意味です。レンゴー株式会社の創業者:井上貞治郎氏が名付けました。
英語では、「thick paper」とか「cardboard」と言うようです。