白台紙と白艶台紙の違い

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今回は、違いが分かりづらい白台紙と白艶台紙を比べてみます。

表面の状態

白台紙と白艶台紙を並べて撮影しました。

左が白台紙(レンゴー株式会社 シラギクZ)、右が白艶台紙(王子マテリア サンコート)です。

白ボール紙と白艶ボール紙の表面比較写真

表面の感じが、よく分かるよう斜めから光を当てて撮影しました。

白台紙は表面に少し凹凸が見えますが、白艶台紙はほとんど凹凸が見えません。

このため、白台紙は少しザラザラした感じで、白艶台紙はツヤツヤとした光沢感があります。

鉛筆でのノリは?

鉛筆で絵を描いたり文字を書いてみます。

白台紙はコピー用紙や画用紙のように自然な書き味で、濃く書くことができます。

白艶台紙は、表面がツルツルしているため、滑るような書き味で、薄くしか色が乗りません。

 

拡大写真を見ると、白台紙では、表面の繊維に鉛筆の黒い粒子がしっかり付いています。

一方で、白艶台紙では、表面が平滑で、鉛筆の粒子が付いていない面積が多く見られます。

消しゴムで消すと、白台紙は綺麗に消せますが、表面は少し毛羽立ってきます。白台紙は鉛筆の黒い筆跡が表面に広がる感じですが、しっかりこすると綺麗に消えます。表面の傷みは少ないです。

油性マーカー

油性マーカーで書き込んでみます。

白台紙は少しにじみます。インクが染み込む感じで乾きは早いです。

白艶台紙はスラスラ綺麗に書くことができます。少し乾きが遅いです。

   

拡大しても、どちらもしっかり黒い色が乗っています。

白台紙は繊維に沿ってにじみがあります。

白艶台紙はにじみが少なく、輪郭がはっきりしていて、インクがしっかり付いています。

 

 

 

 

 

断面

白台紙と白艶台紙の断面の写真

断面の写真がこれです。同じ12号ですが、極わずかですが、白台紙の方が厚いです。

どちらも、グレー台紙層に白紙層が合わさった構造です。

白台紙12号(レンゴー株式会社 シラギクZ)の方が、白艶台紙12号(王子マテリア サンコート)よりも白紙層が分厚くなっています。 

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